子どもと過ごす日々

 

1・2・3月4・5・6月7・8・9月/10・11・12月

 


 

    10月

 

 

ハロウィーン

    

 

長女が小さい頃、NHKの英語番組を見ていて、ものすごく興味を持ちました。

「私も、ハロウィーンがやりたい!」

でも、そんな風習はないし、いきなりお隣のうちに「Trick or treat!」って飛び込んでも驚かれるばかりで、お菓子なんてもらえない。困ってしまって、とりあえず仮装だけさせてやることにしました。色画用紙と黒い布で魔女の扮装を作りました。10月31日の夕方、それを着せて、手提げ籠を持たせて外に出し、我が家の玄関口で、

 

ピンポーン

「どなた?」

Trick or treat!」

 

そして、お菓子を籠に入れてやりました。ちょっと満足したようでしたが、やっぱりよそのお宅も訪問したかったみたい。

 

 

 ということで、ハロウィーン・パーティーが出来る環境を探してみました。すると、幾つかのキャンプ場で仮装コンテストや「Trick or treat」が行われていることが分かりましたので、翌年、参加してみることにしました。

 

 折角の仮装コンテストだから、家族全員で参加してみよう!と、早くから衣装を準備しました。娘たちにはネット通販で安い魔女の衣装を買ってやり、ほうきを新聞紙と綿の編み糸でつくりました。私たち夫婦には、色画用紙でカボチャのお面を作り、衣装はマント代わりのスキー用ポンチョです。

 

  いよいよ仮装コンテスト。たくさんのお化けや魔女や不思議な扮装の人たちが現れましたが、なんと私たち一家は、その日の2位に選ばれたのです! 子どもたちの喜びようったら。

 

 そして、お待ちかねの「Trick or treat」です。娘たちは、一人ずつ大きな袋を手に持って、キャンプサイトを巡っていきました。どのサイトも、沢山のお菓子を用意してくださっていて、それを貰って帰るおチビたちの嬉しそうなこと!!

   

 以後、この時期をキャンプ場で過ごすのが、我が家の恒例行事になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 ハロウィーン2

 

ハロウィーンの楽しさは、「お菓子をもらえる」「お化けごっこ」「大人を脅せる」等、いろいろあるけれど、やっぱり一番面白いのは、「変身できる」ってことではないでしょうか?

 

2歳くらいの子どもでも、「ワンワン」「ニャァオ〜ン」なんて、「ごっこ遊び」を始めるように、自分じゃない何かに変わるのは、とっても楽しいこと。男の子だったら、きっと、ヒーローや怪獣になるところから、本格的な変身遊びが始まるのではないかしら? 我が家の娘たちの場合は、その始まりは、「お姫様」。

長女は、ディズニービデオに夢中だったので、まずは、シンデレラから始まりました。当時はまだ子ども用のドレスは簡単に手に入らなかったので、最初は、私が手作りでドレスを作っていました。暫くして、大型玩具店が日本にも登場し、安価でゴージャスなドレスが手に入るようになり、早速、ディズニー映画と全く同じドレスを欲しがるようになりました。

次女の場合は、そういった長女のお古のお蔭で苦もなく変身デビュー出来ました。しかし、姉妹と言えども、好みは別。彼女は、お姫様よりも、変身ヒーロー(ヒロイン?)の方がお気に入りです。

 

      

 

キャンプ場のハロウィーンパーティーに参加して以来、「10月=ハロウィーン=変身」は、我が家では当たり前のことになり、例えキャンプに行かない年でも家の中で変身するのが当たり前になりました。もちろん、パーティーの時と比べれば、準備も簡単、家にあるものを適当にあしらって扮装するのですが、それでも十分子どもの心は心は満たされているようです。

 

  

 

キャンプ場の仮装パーティーでは、4回出場して4回とも何らかの賞をいただきました。でも、年々レベルが上がっている上に、子どもたちも大きくなってしまい、今後の入賞はちょっと難しそうです。やっぱり、小さい子どもの変身の方が可愛いですから。

家の中での仮装の習慣が消えてしまうのも、もはや時間の問題でしょう。でも、だからこそ、こうした思い出やそれを記した写真の数々は、とっても大切に思えるのです。

 

 


 

PAGE TOP    子育ての部屋 

 


 

    11月

 

 

ふぐの日

 

私は、11月生まれです。我が家は、いつの頃からか、誕生日の夜にはその人の好きなものを食べに出掛ける、というやり方になっています。そして、その、そもそもの原因は、「年に1度ふぐを食べたい」から、なのです。

私は、てっちり(関西では、「ふぐ鍋」のことをこう呼びます)を結婚するまで食べたことがありませんでした。でも、その美味しさを知ってしまったら、もうダメです。あの、コラーゲンのぷりぷりや、身の歯ごたえときたら。しゃぶしゃぶもすき焼きも、最高に美味しいとは思えなくなりました。もちろん、我が家が利用するのはお手ごろ価格のお店です。、それでも、てっちりは高価なので、そうそう頻繁に口に入れることは出来ません。(最近では、スーパーなどでも「てっちりセット」が売っていますけれど、てっちりはポン酢が命なので、安い家庭用のポン酢で食べたら台無しです。)年に1度の贅沢を、ということで、我が家唯一の秋冬生まれの私の誕生日を「ふぐの日」として過ごすことに決まりました。

       

さて、ふぐの美味しさが、子どもなんぞに分かるものでしょうか? というと、これが、・・・分かるのです。酸味大好きの私に日頃から鍛えられている娘たちは、ポン酢の違いが分かる女なのです。小口ネギを巻いたてっさ(ふぐの薄造りを関西ではこう呼ぶ)に、ちょっとポン酢を付けて食べる、のも好きで、大人の分しか注文しないようなことがあったなら、かえって私の口にはほとんど入らなくなってしまいます。(誰の誕生日やねん?こら)

     

かくして、11月に入ると、家族は皆そわそわして私の誕生日、いや、年に1度の「ふぐの日」が来るのを指折り数えます。夫は、その日職場から早く帰れるように段取りを整えます。いよいよ当日の朝になると、「てっさ → 唐揚げ → てっちり → 雑炊 → シャーベット」というコースのことでみんなの頭の中は一杯。長女は、登園時に誰かれ構わず「今日はふぐ食べに行くねん」と話したものでした。

 

ところが、あるとき、いざ車を飛ばして出掛けてみると、いつもの店が定休日、ということがありました。そのショックと来たら!! 「仕方ない、明日にしよう!!」なんて誰も思うことが出来ません。1年間ずっとこの日を楽しみに待っていたのですから。かと言って、この狭い街に、そうそう幾つも「ふぐ専門店」があるはずもありません。どんどん夜が更けていく中、ふぐを求めてあてのない放浪が始まってしまいました。関西のことですから、探せば、「ふぐ」という看板は見つかります。しかし、もし万が一、「時価」のような店に入ってしまったら…と思うと、簡単に知らない店ののれんをくぐることは出来ません。あっちをうろうろ、こっちをうろうろ小1時間ほど走ったあと、何度か入ったことのある寿司屋の近くに差し掛かりました。子どもが生まれる前には、こんな「回っていない」寿司屋に入ったこともあるのです。そして、その店の前に「ふぐ」ののぼりがヒラヒラ〜。

 

うわぁ〜、もう我慢の限界だ〜!!!という気持ちになり、車を店の前に停めます。予約も何もしていないので、とりあえず夫が中に入って様子を聞いてくることになりました。しばらくして、夫が「ふぐ、出来るって」と戻ってきました。

早速店の中に入った私たちを見て、お店の人は何と思ったことでしょう? 夜遅く、わざわざ「ふぐを!!」と求めてやって来たのは、小学生と幼児連れなんですから。もちろん、念願かなって口にしたふぐのお味は、素晴らしいものでしたが。

 

これ以来、一応、お店の定休日は事前にチェックして、定休日と重なれば、別の日に振り返るようにもなりました。しかし、今も尚、「ふぐの日」は我が家には待ち遠しい年中行事であり、「お母さんが秋生まれでよかったね」といって、私の存在価値も燦然と輝いています

 

 

 

 

 

 

 クリスマスの準備

 

 

 

 キリスト教徒でもないのに、なんでクリスマスなんだ!! って時々、怒っている人がいますが、子どもにとって、このクリスマスのワクワクは、他の何物にも替えられないはず。近年の、男の人が彼女に高価なプレゼントを贈らねばならない、っていう風潮には賛成できませんが、家族で楽しく過ごす絶好のチャンスを逃すわけにはいきません。

 

 

結婚した頃から、毎年1つか2つずつキャンドル立てやサンタの人形などを、買い足してきました。この買い出し自体が、我が家の大切な行事です。クリスマスの飾りでいっぱいの街は、独特の雰囲気。高価なものは買えないけど、飾り方を見るだけでも、そぞろ歩くだけでも、ワクワクさせられます。

 

 ツリーのオーナメントを少しずつ買い足すのも楽しいですね。子供が小さい頃は、高いところに載せておけるように、小さいツリーしか置けなかったのですが、やっと子どもたちも大きくなったので、数年前、「トイざらス」で大きいツリーを買いました。緑のツリーにファイバーも混じっているので、昼間は普通のツリーとして、夜は七色に変わる光のツリーとして、楽しめます。

 

 

 数年前からネット通販で買っているのが、アドベント・カレンダー。12月1日から25日までの窓が付いていて、毎朝順番に開くことが出来ます。外国製のもののほうが本来のクリスマスの雰囲気があって素敵。昨年はユニセフで買いました。楽しめて、そのうえ、募金も出来るのだから、一石二鳥です。


 外国のアドベント・カレンダーの中には、窓の中にお菓子の入っているものがあるそうです。毎日、出てきたお菓子を食べるのが子どもの楽しみになるとか。よく探すと、日本のデパートでも売っているところがありました。でも、うちは娘が2人いて同じものを2つ用意しなくてはいけないし、お金も掛かるし・・・。

というので、アドベント・タペストリーを手作りしてみました。1から25までのポケットを作って、その中に、2つずつお菓子を入れておきます。飴とかガムとか安い駄菓子みたいなのでよいのです。毎日取り出す、っていうことが楽しいんだから。

 

 こうしたものを我が家では、11月の最後に飾り付けます。玄関の靴箱の上とリビングのテレビの上、出窓、の3箇所が、主なデコレーションのポイントで、人形やキャンドル、カレンダーを飾ります。リースも、豪華なのはないけど、玄関のドアと、それぞれの部屋のドアに付けましょう。子どもが幼稚園の頃は、園で作ってきたリースも子ども部屋に飾りました。ツリーを飾るのは、最近では娘たちの仕事です。壁に、アドベント・タペストリーを飾って、子どもが寝静まった頃、ポケットにお菓子を入れたら、終了。

あっ! サンタさんに手紙を書かせなくっちゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

PAGE TOP    子育ての部屋 

 


 

    12月

 

 

マラソン大会

 

  娘たちの通う幼稚園・小学校では、12月にマラソン大会があります。月末にあるので、その一ヶ月前くらいから毎日、練習の時間が設けられて少しずつ体を慣らし、本番を迎えるのです。

 上の娘が年中で初めて参加した時は、競争の気持ちがまるでなくて、スタートしても、沿道のママさんたちにニコニコ手を振ったりしていて、集団の一番最後に門を出て行きました。最終順位は、中間より少し遅れたくらいだったでしょうか。

 でも、次の年になるとさすがに、競争なのだ、と分かったみたいでした。どのくらいになるだろう? と聞くのです。娘は、親に似て運動が苦手ですが、歩くことだけは割りとよくさせていたので、「頑張って一度も歩いたり止まったりせずに行けば、早く行けるかも知れない」と言いました。上の娘の特徴は、生真面目なところなので、私の言うことを信じて彼女なりに頑張ったようでした。結果は、20番くらい(中間より少し上)。たくさん褒めてやりました。

 

 これが、彼女の自信になりました。小学校に入ってからも「私はマラソンだけは頑張れる」と考えたようです。実際、学年が上がるごとに「苦しいことはイヤだ、あまり頑張りたくない」と考える子どもが増えてくることもあって、娘の順位はどんどん上がっていきます。最近は、女子で5番とか6番とかを争えるようになりました。

 

 そんな娘も、一度だけ、慣れてきたのかやる気がなくなったことがあります。本番当日、私が沿道で苦しそうな彼女を「頑張れ!」と応援すると、「しんどいのに…」みたいなことを言って嫌そうに通り過ぎたのです。家に帰ってきた娘に、私はめちゃくちゃ怒ってしまいました。

「しんどいのは、分かってる。走ってる人はみんな、しんどい。あんたがしんどいのを頑張ってると思うから、応援に行ってるねん。」

「一生懸命走ろうと、だらだら走ろうと、あんたの勝手。好きにしたらいい。せやけど、だらだら走るねんやったら、そう言うといて。もう応援に行かへんから。」

娘は、わんわん泣きました。そして、次の年から、また頑張って走っています。大会が近づくと、夕方に家の周りを走るようにもなりました。頑張ると良い結果が出るので、頑張ってよかったと思うようです。

 

 

クリスマスのご馳走

 

クリスマスは、元々日本にある風習ではないので、テレビや雑誌でいろいろな過ごし方が提案されます。我が家も、それらに右往左往して、テーマパークで過ごしたりスキー場で過ごしたりしたことがあります。どちらもそれぞれ、とっても楽しいものではあるけれど、娘達の評判は今一つ、でした。

やはり、「クリスマスイヴには自宅でご馳走を食べて、翌朝、自分のベッドでプレゼントを発見する」というオーソドックスな過ごし方が、最も「クリスマス気分」を満喫できるようです。

 

とりわけ、小さい頃から絵本大好きの長女は、クリスマスの絵本に出てくるご馳走を再現してもらいたがりました。

 

絵本に出てくるご馳走、と言えば、何と言っても「鶏の丸焼き」です。長女は、サンクスギビングデイの話とごっちゃになって、いつも「七面鳥」と呼んでいました(七面鳥は、鶏の何倍も大きくて、食べきるのに何日も掛るそうですね。あぁ、サンクスギビングデイが日本になくて良かった)。クリスマスが近づくと、

「クリスマスは、七面鳥の丸焼きにしてやぁ」

と念を押します。最近では、この時期になると、スーパーでもたまに生の丸鶏を見かけるようになりましたが、うちのオーブンレンジは小さいので、焼くことが出来ません。骨付きもも肉なら焼けるのですが、それでは雰囲気が違ってしまいます。

(一度、手抜きして、ケンタッキーのパーティーバーレルを買ったら、すごく嫌な顔をされました。)

そこで、毎年思い切って「鶏の丸焼き」を購入します。一昨年前までは、ケンタッキーで「ローストチキン(ホール)」を買っていました。サイズも小ぶりでちょうど良かったのですが、何故かうちの近くの店ではそれがなくなってしまいました。やっぱり、丸ごとの鶏を買う人なんてあまりないのでしょう。そこで、近頃は、生協を利用しています。昨年は、24日の夕方にお兄さんがサンタの扮装で配達して下さいました。

 

メインディッシュを買って済ませるのですから、後は簡単です。クリスマスの基本は、赤と緑。グリーンサラダやトマトスープを作ります。ハムとかサーモンとかのオードブルも、パックから出すだけです。

 

ということで、案外簡単にご馳走が出来てしまうので、申し訳なくて、ケーキは手作りで作ります。と言っても、私は雑な性格で、お菓子作りは得意でなく、上手に作れません。だから、ブラウニーズとかパウンドケーキのような固めのケーキで済ますこともあります。ここ数年は、ガトーショコラにも挑戦していますが、うまくふくらみませんね。でも、美味しさは十分。生クリームや粉砂糖で飾れば可愛くなるし、サンタや柊の飾りを載せればちゃんとクリスマスケーキに見えますよ。最近は、このケーキ作りでも娘二人が大奮闘してくれるようになったので、私は分量を測ったり洗物をしたり、更に楽になっています。

 

長女は、今、イギリス風の「クリスマス・プディング」に興味を持っています。プディングの中に入れておいたコインが誰に当たるのか?というのを、やってみたいようです。確かに私も食べてみたいけど、こちらは、もう少し大きくなってから、自分でレシピを探して作ってもらうか、イギリスへ行ってもらうしかないですねぇ。

 

ご馳走がすべて準備できたら、いつものテーブルにちょっと豪華なクロスを敷いて、ご馳走やキャンドルを並べ、グラスや食器もよそゆきを引っ張り出せば、ささやかな晩餐の出来上がり。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

PAGE TOP    子育ての部屋 へ