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夏休みの工作
娘たちの通っていた幼稚園は、工作天国でした。季節に合わせて先生がいろいろな工作をさせてくれるのとは別に、好きな時に好きなものを作ることができます。教室には、常に色紙や色テープや毛糸にペン、牛乳パック・卵パック・空き缶・空き箱などが置いてあって、遊び時間には好きなように使うことが出来ます。毎日色んなものをこしらえて、持って帰ってくるので置き場所に困るほどでした。
先生たちも、手間暇掛けて色んなものを作ってくださいます。次女の時は、キャラクターごっこやお姫様ごっこが流行って、クラスの子全員分の衣装や剣や魔法の杖を、ビニル袋で拵えて下さいました。子ども達はいつもそれを身に付けて、園を駆け回っていました。
というわけで、うちの娘たちは、とても工作好きになりました。特に、上の娘は、好きなものを好きなように作れるので、夏休みの宿題工作が大好きになりました(普段の図工の時間は、先生が決めたものを作るので、今イチなんですって)。
毎年、夏休み前から、何を作ろうか考え始めます。私は、それをドキドキヒヤヒヤして眺めます。何故って、いつも実力以上の大作を思いつくから。
例えば、
☆ お金を入れると羽根が回る、風車型の貯金箱(小1)
☆ 絵本に出てきたキャラクターのぬいぐるみ(小2)
☆ お金を入れると釜に火がつく、パン屋さん型の貯金箱(小4)
☆ スイッチを入れると、3つの遊具が動き出す遊園地(小5)
など、です。構想はよいのだけど、身近な材料でどうやって作れば思い通りのものが出来るのか分からず、製作に取り掛かるまでにまず、一苦労。
そこで、夫の出番。実は、夫がまた工作好き、なんですね。子どもの頃に、ベッドにいながら隣の居間でお父さんが見ているテレビを盗み見る仕掛けを作った、というのが彼の自慢なんです。二人でああでもない、こうでもない、と言いながら、何日も仕掛けを考えます。夫は、ついつい難しい仕掛けを考え出すので、子どもの力では作れそうになく、もっと手軽に出来るものを考え直す、ということの繰り返し、です。
そして、やっと材料の買い出し。やれやれ。
ここからは、本人が頑張る番です。毎年毎年果敢に挑戦したお陰で、最近は、のこぎりも電動ドリルも上手に使えるし、粘土の色の調合や下地剤・アクリル絵の具の扱いなんかもお手のものになりました。
ただ、とっても雑なのが、玉にキズ。仕上がりの美しさは、あまり気に掛からないようなんですね。そこで、今度は私の出番。「いくらなんでも、それはひどい」とか、「もうちょっと、きれいに塗り直した方がいいんちゃう?」とか、あれこれ注文を付けてしまいます。この辺りで、すでに夏休みは残り1週間くらいになっているので、必死です。夫は毎年8月31日にお休みをとるようにしているので、「30日までに完成したら、31日はどこかに連れて行ったげる!!」と、お尻を叩きます。そして、大抵、30日に完成するのでした。
長女の夏休み工作は、今年で終わってしまいました。こんな日々は、もう返ってこないんだなぁ、とちょっと寂しいような気がします。しかし、今年から小学校に上がったおチビは、そうした姉の工作作りをずっと見てきたので、どうやら自分も大作を作ってやろうと狙っているようです(すでに、今夏、その片鱗が見られました)。我が家の夏の大騒ぎは、まだまだ続きそうです。
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