子どもと過ごす毎日

 

1・2・3月/4・5・6月7・8・9月10・11・12月

 


 

   1月

 

お正月。1年の始まりを新しい気持ちで過ごすことって、大事だと思っています。

昨日までと何にも違わないだろうけど、こういう節目があると、

今までの自分を変えてみようかな?とか、

これまで出来なかったことに挑戦してみようかな?

なんて思って、頑張れるかも知れない。

だから、昔ながらのやり方で新年をお祝いするのは、私にとってはとっても必要なことなんです。

 

 

   おせち料理

 

  「今どきの子どもは、おせち料理なんて食べないよ」って、よく聞くけど、きっとそういうおうちの子どもさんは、いつも美味しいものを沢山食べているのに違いない。

 うちの子たちは、目の前に色とりどりのご馳走が沢山並ぶことなんて滅多にないから、おせち料理を食べるのが大好きです。元日の朝起きたら、私がお雑煮を作っている間に、張り切ってテーブルにお重を並べています。

入っているのは、お決まりの黒豆・数の子・かまぼこ・ごまめ・お煮しめ・卵焼き、等。他には、子ども向けに、鶏やウインナーのの唐揚げやエビの天ぷらなんかもあります。

 

昔、夫の実家のお正月では、義母が孫のために下ごしらえした鶏やエビを、嫁たちでせっせと揚げました。息子5人と男の孫が9人も集まるから、いくら揚げても揚げるそばから消えていくので、いつまで経っても我々女衆は席につけませんでした。でも、その時、こういう温かい料理があると喜ばれるんだな、と気付きました。

私の場合は、前日に揚げておいて、テーブルに出す前にチンする、手抜きですけどネ。

 

手間の掛かるもの、大量に作っても余らせてしまうもの(例えば、黒豆やごまめ)は買って済ませます。でも、我が家の味、とか、お正月にしか作らない料理っていうのもあって、例えば、酢ごぼうは、我が家流にとっても酸っぱく炒りゴマもたっぷりが大好きなので、面倒でも頑張って作るし、ブリも普段は塩焼きで済ませているので、この時だけは、何日も前から醤油だれに漬け込んだ照り焼きを沢山作ります。どっちも1年ぶりの待ちに待った味なので、みんな喜んで食べてくれます。すると、こちらも作った甲斐があって、また次のお正月も作りたくなります。いい循環ですね。

 

もちろん、昔の人のように大量に作って3ヶ日中食べ続ける、なんてことはしません。お年始にも出掛けるし、子どもも飽きてしまうので、1日で食べきれる分だけ作るようにしています。それなら、あまり濃い味付けにしなくても済みますし。

余ったお煮しめを、次の日、ちらし寿司にしてお年始に持って行っちゃうこともあります。

 

雑煮椀やお箸はモチロン、取り皿・箸置きなんかも普段使わないものを用意しておくと、特別な日って感じがして、ワクワクが増しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

  お年玉

 

 子どもにとってお年玉は史上最高の喜びだ、と思うのです。クリスマスはサンタさんから、お誕生日もごく身内からしかプレゼントがもらえないものです。だけど、お年玉は会う人毎に戴けるし、何てったって、現金の魅力と来たら!! もし、大人にもこんな習慣があったら、どんなに嬉しいでしょう。

我が家では、親からは、あまり大きな額は渡しません。でも、親戚から戴いたのを全部合わせると、やっぱり相当な金額(万単位)になってしまいます。上の娘なんて、もう必死で計算していますからね。でも、私は、3分の1くらいだけ本人に渡すことにしています。ずっと欲しかった高価なおもちゃ(ゲームソフトなど)が一つ買えるくらいの額です。幾つも買ってしまうと、その品物への思い入れが減るでしょうから、ね。

あとは子ども名義の口座に貯金して、「大きくなって、○○○がもう死んでしまうくらい困った時に使うお金として貯めておくから。」と言い含めるのです。そう言われると、子どもも無理は言いません、だって本当のことですから。親としても、普段はなかなか子どものための貯金をしてやれないので、お年玉って助かりますね。

 

 

  初詣

       

  私の実家では、近所の氏神様に初詣に行くのとは別に、毎年決まって出掛ける大きな神社がありました。父の実家の近くにあったので、お年始に出掛ける前に立ち寄ることにしていたのです。

  駅から続く、広く長い参道には沢山の出店が並んでいて、行きの道では、

「帰りに何を買ってもらおうか?」

と、一生懸命店の様子を覗き込みながら歩きました。

参道を抜けて、御手洗場の冷たい水で手を洗い、古いお札や絵馬を渡す。小銭を貰ってお賽銭を投げる。お賽銭の行方を目で追った後は、何やら神妙に念じる。そして、おみくじを引く。吉が出たら大事にしまい込み、凶が出たら木に結ぶ。新しい絵馬を買う。そういう一連の出来事が、幼心にはとても新鮮でした。

 

  

 

お参りが済むと、すぐそばの茶屋に行くのが恒例でした。茶屋の前には白鳥のいる大きな池があり、それを見ながら、たこ焼きを食べ、甘酒を飲むのです。何年経っても、たこ焼きがコーラに代わることはありませんでした。父も母も私たちも、そうして過ごすことで、今年も皆で無事ここにお参り出来た、と嬉しいし、来年もまた皆でここに来たい、と思いました。

 

自分が親になった今、やっぱりこんなふうにお正月が過ごしたくて、同じように初詣しています。今住んでいるところが偶然にもこの時の神社の近くなので、ちょっとデジャブのようでもあります。

 

 

 


 

PAGE TOP    子育ての部屋 

 


 

   2月

 

 

眠れぬ夜は

 

うちの娘たちは、「寝る子は育つ」よろしく、とってもよく寝てくれます。

「昼寝は好きじゃない」

と言っていても、横にならせると5分もせぬうちに寝てしまって、起こさなければいつまでも寝ているのです。

時には、昼寝し過ぎて、夜なかなか寝付けないことも。

でも、そこで夜更かしさせると、眠りのリズムが狂ってしまいます。何としても寝かせなければ。

そんな日の、技は3つ。

 

@ 暗くする。

明々と電気をつけた部屋では、いくら子守唄を歌おうと、絵本を読んでやろうと、寝る気は起こらないみたい。

私は、真っ暗では眠れないタイプなので、豆電球は点けておくのですが、それ以上は明るくしません。

早く寝ないとお母さんが先に寝ちゃうよ、っていう感じで通します。負けません。

 

A 暖める。

これは、今頃の寒い夜、手も足も冷たく凍ったような時に効果的です。

添い寝しながら、手や足や背中、時にはお腹もごしごし擦ってやります。

「あぁ、寒いね、寒いね。あったかくしましょ。」なんて言いながら、兎に角ごしごし。

最初は、くすぐったがってきゃあきゃあ言ったりもするでしょうが、抱きしめるようにしたり、つま先を私の足の間に挟んでやったりして、とにかくごしごしあったかくしていくと、何だか気持ちよくなって、少しずつ眠気がさしてくるようです。

 

B おまじない。

眠る前の儀式を作る、ということですね。怖い夢を見た時、怖いテレビを見た時、などにも有効でした。

ベッドで絵本を読んで、明かりを消して、さぁ寝るぞっていう時が、我が家のおまじないタイム。

下のおチビが3歳くらいの時から始まりました。呪文は、初めての夜に、口から出まかせに言ったものが、そのまま定着してしまいました。

おチビのおでこを撫でながら、

 

母 : 怖い夢や嫌な夢、哀しい夢は、ピンクのバクちゃん食べてちょうだい。

娘 : ピンクのバクちゃーん。

母 : はぁーい。(ここで、手でパクパクと頭の中を食べてやる)

母 : 楽しい夢や面白い夢、ピンクのバクちゃん食べないで。

    いい夢見ろよ。(おでこを1回くるりと撫でる)

 

すると、おチビは「おやすみ」と言って、ストンと眠ります。

 

 

友人のお嬢さんが毎夜毎夜泣きながら起きてしまう、という相談を受けたことがありました。

色々相談し、生活の改善をしても、一向に治らず困っていたので、

「深刻に悩まずに、軽い気持ちで試してみて」

と、この出まかせ呪文作戦を紹介してみました。すると、びっくり?!お嬢さんの夜泣きが治まったのです。

子供って不思議。

 

 

こたつ

 

 本当は、「こたつでみかん」が一番冬らしい、過ごし方。子どもの頃は、寒い朝起きてすぐ、シャツや靴下を入れて温めたりもしました。結婚してからも、子ども達が生まれる前は、お酒を飲んだままついつい寝ちゃって、よく風邪を引きました。

 でも、お掃除苦手の私。子どもがこたつ布団の上に食べたり散らかしたりするのがイヤだし、飲み物なんかをこぼされるのも困る。第一、大きなダイニングテーブルの上に、こたつまで出したら、我が家の狭いLDKでは子どもの遊ぶスペースがなくなってしまいます。

ってわけで、残念ながら、我が家のこたつは、子どもたちの誕生と共に処分されてしまいました。中に潜ってかくれんぼ、も出来ないのです。

 

 

 節分

 

母渾身の手作り!恐怖の鬼のお面や、子どもが幼稚園で作ってきたお面。毎年、それを被るのが誰になるかが、とっても重要です。子どもが小さいうちは、どうしても夫の役回りだったけど、近頃では、夫・私・長女でジャンケンして決めています。

 

いつもは散らかり放題の部屋をきれいに片付けて、夕ご飯に鰯を美味しく戴いたら、鬼の役は家の外へ。家族が手に豆を持ち、ビデオの用意が出来たら、外の鬼に合図を送ります。

すると、鬼が玄関から登場。ズズズッといきなり家の中に上がりこんで、その時、おチビに襲い掛かると、迫力満点。 子どもが半べそかくくらい必死になって「鬼は外―!!!」って豆を投げたら、大成功。鬼は早々に退散します。それから、のんびり「福は内」と投げて、鬼役が部屋に帰ってきたら、豆まきは終了。

 

その後、急いで散らばった豆を拾って、歳の数だけ食べるでしょ。でも、子どもってその時、羨ましそうに親の顔を見るんですよね。こっちの方が羨ましい、っていうのに。

 

それに、この節分の風景って、ビデオや写真に上手く撮れたためしがありません。最初は、ちゃんとカメラを構えているんだけど、「ほら、鬼が来たよ」「鬼はそとー!!って、ほら、もっと投げて!!」なんてとやかく言ってしまって、映っているのは床ばかり、ということがずーっと続いています。

 

 

 

 

お雛様を出す

 

ひな祭りは3月の行事だけど、お雛様を出すのは、2月の大きな仕事です。節分が終わったら、翌日すぐ、

「立春だ! もう春だ!」

と騒いで、がさごそと押入れからお雛様を引っ張り出すのです。

お雛様セットには、指紋や汚れを付けないための白い手袋が一つ付いています。これをはめると、何とも特別な人みたいで、毎年奪い合いになります。ひな壇は、私しか組み立てられないので、その時はわたしが手袋をはめて、お人形を出す時は、長女がはめます。おチビは、羽箒を持たされてお人形の衣装の埃を払います。一度、長女のいない時にお雛様を出したことがあって、その時におチビに白手袋をはめさせてやったら、大喜びしました。

そうして、素手では触れない大切なもの、ってふうにしているので、子どもは敏感に分かって大切に扱ってくれています。

 

 

 

 


 

PAGE TOP    子育ての部屋 

 


 

   3月

 

 

誕生2

 

 次女が生まれたのは、3月の末です。長女が生まれてから、6年経っていました。

 長女を帝王切開で産んだので、今度出産する時は、是が非でも自然分娩したい、とずっと思っていました。しかし、帝王切開の経験のある妊婦は、次も帝王切開を進められるのが一般的です。幸い、うちの近くに本人の望む産み方を最優先してくれると評判の産院がありました。そこで、妊娠が分かった時、迷わず、その産院にお願いしました。

 

 ところが、予定日近くなっても一向に生まれる気配がありません。先生も、「可哀想だけど、予定日を過ぎてしまったら危険が大きくなるから、手術するよ」と仰るのです。あぁ、やっぱりダメだったか、とあきらめかけたのですが、なんと! 予定日前日の朝に陣痛が。

 お陰で、無事に自然分娩で産むことが出来ました。出産直後、まだ沐浴もしない状態の娘を胸に抱かせてもらいます。元気に泣いていた子が、私の胸に顔を当てた途端、静かに寝息をたてた時の感動は忘れられません。犬ころのようだな、なんて思いながらいつまでもいつまでも抱いていました。

 その後、綺麗に洗ってもらってバスタオルにくるまれた娘が、また連れてこられました。もう1度抱かせてあげるわね、という感じだったのですが、続けて別の方のお産が始まり、人手が足らなくなったのか、忘れられたのか、いつまで経っても誰も娘を連れに来ません。嬉しい誤算で、私はすやすや眠る娘の顔をいつまでも見ていたのです。

 

 おチビは、我が家にとってはいつまでもおチビなので、今も私のそばで一緒に寝ています。相変わらず、ぺったりくっつくのが大好きで、私が起きるとすぐに目を覚ましてしまいます。

「もう少ししたら子ども部屋で寝るようにならんとね」

そう言いながら、いつまでもこうしていたいような今日この頃です。

 

 


 

PAGE TOP     子育ての部屋      次へ